文字が降る

 

私の共感覚のうち色字(書記素色覚)は、文字を見たり意識した瞬間、心の奥の暗い渕のようなところに光る色が現れます。
 その「暗い渕」と「光る色」をイメージ画にしたのが本作です。

 共感覚は「苦痛を伴わない」と一般的に言われていますが、こんな暗さの中に色が現れるときは不吉感があり、ずっと続くと憂鬱になります。
 ですので、精神医学や心理学界の「共感覚=苦痛がない」という説は、厳密には違うと思います。
 長文を読むとき、私は“心にサングラスをかける”のですが、あまり効果はありません。心にサングラスをかけようが、素早く読み飛ばそうが、全ての文字に色が現れます。

 本作の背景は、私の明晰夢に出てくる風景の中のひとつです。とても寂しく哀しい風景で、しかもこれのときは早送りや強制終了がうまくいかないことが多く、ものすごく疲れます。
 空から文字が降ってくるのは演出です。
 ただ、可聴域を超える音(超音波)、またはひどい絶望や哀しみに長時間さらされたとき、きらきら光るカーテンのようなものが天から降りてくることがあります。
 ・・あくまで私の知覚様態であり、感じ方は人それぞれです。

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